バレットジャーナルの魅力は、なんといってもノート1冊とペンさえあれば今すぐ始められる手軽さです。でも、いざ始めようとすると「どのノートを選べばいいの?」と迷ってしまう人は意外と多いのではないでしょうか。
文房具店やネットショップにはたくさんのノートが並んでいて、どれも良さそうに見えてしまいますね。そんなときのために、この記事ではノート選びの軸を整理してみました。
先に結論を言ってしまうと、一番大事なのは「自分が気に入るノートを選ぶこと」です。とはいえ、選ぶときのポイントをいくつか知っておくと、「なんとなく」で選んで後悔することが減ります。ぜひ参考にしてみてください。
公式ノートもあるけれどそれに縛られる必要はなし!
バレットジャーナルの考案者 ライダー・キャロル氏が監修したロイヒトトゥルム1917ベースの公式ノートが存在します。ロイヒトトゥルムは、ドイツの老舗ノートメーカー。万年筆も使いやすく、長期保存に向く紙を使用したノートです。
公式ノートは、あらかじめインデックスページが用意されており、各ページには番号が振られ、ドット方眼でフォーマットも描きやすい仕様になっています。「とりあえず始めたい」という人にはわかりやすい選択肢ですが、これに縛られる必要はありません。(値段もお高めなので・・・!)
まずは、100円ショップのノートや手に入りやすい無印良品やコクヨのノートから始めてもOK。これから解説するノート選びのポイントを参考に、自分に合うノートを探してみてくださいね。
ノート選びのポイント
① 大きさ(A5・B6・小さいノート)
ノートが大きいほどのびのびと書け、思考も広がると言われています。公式サイトでは、A5サイズ(縦210mm×横148mm)が推奨されていますが、毎日持ち運ぶには少し大きく感じることもあるかもしれません。ここでは、A5、B6、それよりも小さいノートのメリットデメリットを整理してみます。
A5サイズ(縦210mm×横148mm)
一般的なビジネス書類の半分のサイズ。チラシや小冊子などにもよく用いられるサイズ。
- 選択肢が豊富
- 書き込むスペースが広い
- 装飾やイラストも思いきり楽しめる
- マンスリーログやハビットトラッカーが1ヶ月分無理なく書ける
- カバンの中でややかさばる
B6サイズ(縦182mm × 横128mm)
A5よりやや小さく、コミックの単行本や手帳によく使われるサイズ。
- 持ち運びしやすい
- 日常的に使いやすい”ちょうどいい”サイズ感
- A5に比べるとやや狭く感じる
- 種類がやや少ない
小さいノート(A6など)
文庫本と同じA6サイズや、パスポートと同じくらいのサイズのノートを使うという選択肢もあります。
- 携帯性が高い
- ポケットやバッグに入れて持ち歩ける
- すぐに出して書ける
- レイアウトの自由度が下がる
- 1ヶ月や1週間を俯瞰してみづらい
② カバーの固さ(ハードカバー・ソフトカバー)
カバーの固さもポイントの一つ。公式ノートは表紙が固いハードカバー。一方で、学生の頃や日常的によく使うノートは表紙が柔軟に曲げられるソフトカバーが多いと思います。それぞれのポイントをまとめてみます。
ハードカバー
- 机がない場所でも安定して書きやすい
- 耐久性に優れている
- 型崩れしにくい
- 重くなりがち
- 価格もやや上がる傾向がある
ソフトカバー
- 軽くて持ち運びしやすい
- しなやかでバッグにも収まりやすい
- 比較的安価なノートも選べる
- 膝の上など不安定な場所で書きにくい
- 表紙が傷みやすい
③ 薄さ(ページ数が多いか少ないか)
ページ数が多いほど長く使えるので、一定期間の管理がしやすい反面、厚いとかさばり重くなってしまうという懸念もあります。ページの多さ(=ノートの厚さ)も選ぶポイントの一つです。
ページ数が多いノート
- 長期間使い続けられる
- 買い替えの手間が少ない
- 一定期間の管理がしやすい
- シールや印刷物を貼ると膨らんで書きづらくなることも
- 厚く、重くなりがちで持ち運びしづらいことも
- 使い切れるか不安になる
ページ数が少ないノート
- 薄く軽い傾向があるので持ち運びに便利
- 頻繁に新しいノートに切り替える楽しみも味わえる
- 使い切れるかという心理的負担が少ない
- シールや印刷物を貼っても膨らみづらい
- すぐに買い替えが必要になり、コストがかさみやすい
- 以前の内容を見返すときに不便
④ 罫線の種類(無地・横罫・方眼・ドット方眼)
ノートの中身、つまり罫線の種類も選ぶうえで見逃せないポイントです。
無地
- 自由度が高い
- イラストや自由なレイアウトを思いのままに描ける
- 文字や表がまっすぐ書きにくい
- レイアウトの目安がないため難易度が上がる
横罫
- 文字が書きやすい
- 表や図、レイアウトを作るときにガイドが少なく感じる
方眼
- マス目に沿って表や図が描きやすい
- 文字も揃えやすい
- 罫線の濃さによっては線がやや主張しすぎることがある
ドット方眼
- 表や図を描くガイドになる
- 線が主張しすぎず、仕上がりがすっきりして見える
- 無地に比べると、自由な曲線イラストなどはやや描きにくい
特に、コレクションページで表を作ったり、ハビットトラッカーやウィークリーログでレイアウトを描いたりする場合、方眼やドット方眼が使いやすいとされています。ロイヒトトゥルムの公式ノートがドット方眼を採用しているのも、こうした理由。バレットジャーナルではドット方眼が人気ですが、自分が心地よいものを選びましょう。
⑤ ページ番号の有無
バレットジャーナルでは、後から書いた内容を探しやすくするために「インデックス(目次)」を作るのが基本のテクニックです。このとき役立つのがページ番号。インデックスページにページ番号と書いた内容を記録します。
ページ番号があるノートを選べば、自分で各ページに番号を振る手間が省けて、書くことに集中できます。
ただ、あらかじめページ番号が印刷されているノートも増えてきていますが、選択肢は少なめです。
ページ番号がないノートの場合、もちろん各ページに番号を振ってもよいですが、面倒に感じる場合は、重要なページに付箋などで印をつける方法もあります。
インデックスページを活用するかという視点も含め、ノートを選んでみましょう。
5つの軸を組み合わせて考えてみる
ここまでのポイントを組み合わせると、自分に合うノート像が見えてきます。
例えば・・・
外出先でもサッと取り出して書きたい → B6×ソフトカバー×薄め×ドット方眼
机でじっくり装飾やレイアウトを楽しみたい → A5×ハードカバー×厚め×ドット方眼
文字中心で自由に書きたい → A5 ×ソフトカバー×薄め ×横罫や無地
まずは気軽に試してみたい人 → 小さいノート×ソフトカバー×薄め × 方眼
自分の生活スタイルやどこで書くことが多いか、「バレットジャーナルに何を求めているか」を考えながら組み合わせてみると、選びやすくなります。
でも「気に入るかどうか」が一番大事
とはいえ、機能で選んだノートが必ずしも続くとは限りません。紙質のなめらかさ、表紙の色やデザイン、手に持ったときの感覚など、「開くのが楽しい」「書きたい」と思えるかどうかも、続けるうえでは大きな要素です。
初めから完璧なノートが見つからないかもしれません。また、生活スタイルが変わるとそれまでのノートがしっくりこなくなることもあります。
まずは気軽に1冊試してみて、使いながら「次はこうしたいな」と調整していく。肩の力を抜いて楽しむことが、結局は長続きのコツだったりします。
最後に
ノート選びのポイントを5つ紹介しました。
- 大きさ:A5・B6・小さいノートのどれが自分の使い方に合うか
- カバーの固さ:ハードカバーかソフトカバーか
- 薄さ:ページ数が多いか少ないか
- 罫線の種類:無地・横罫・方眼・ドット方眼のどれが自分のレイアウトに合うか
- ページ番号の有無:自分で振る手間を省くか(インデックスページ以外の管理方法も)
この5つのポイントを考えながら、そのうえで、最後的には自分の「気に入るかどうか」という直感を大切にしてみてください。素敵なノートに出会えますように。





コメント