実はシンプル!自作手帳術 バレットジャーナルの始め方(基本編)

最近、海外で人気の手帳術、バレットジャーナル(Bullet Journal)。
日本でもじわじわ人気が出ているようです。

もしかしたら、手帳・ノート好きの方は”バレットジャーナル”で検索されたことがあるかもしれないですね。
InstagramやPintarestなどではカラフルで綺麗なノートの写真がたくさん出てきます。
もしかしたら、「こんな綺麗なノート作れない・・・」とそっと画面を閉じた方もいるのでは。。。

でも、実は、バレットジャーナルの基本はとてもシンプルなもの。
今回は、その一番シンプルな基本形のバレットジャーナルについてまとめてみます。

 

目次

1. バレットジャーナルとは

製品デザイナーのRyder Carrol氏が発案した手帳術。
やることリスト、思いついたこと、約束のメモなど、
全てを一冊のノートにまとめて管理しようというものです。

バレットジャーナルの基本はラピッドロギング=素早くメモする
タスクやアイデアなどを思いついたら、簡単に箇条書きにしていきます。

その時に頭に記号をつけるのですが(「・」)、それを英語でバレットポイント(bullet point)と呼ぶそう。
だから、バレットジャーナル = 箇条書き手帳 なんですね。

ちなみに、bullet の発音は”ブレット”に近いようです。日本で紹介され始めた時に表記が”バレット”か”ブレット”か揺れていたようですが、最近は、「バレット」の方が多勢になっています。

公式ページ、動画はこちらです。
英語ですが、なんとなく雰囲気はつかめるかと思います。

2. 準備編

ノートとペンを用意しよう

バレットジャーナルを始めるに当たって必要なもの・・・

・ノート
(→方眼/ドット方眼のノートがオススメ。お気に入りのノートを選びましょう!)

・ペン1本
・(枠を描くのであれば)定規

これだけ!とてもシンプルですぐにでも始められる手帳術です。

といっても、どんなノートを選べばいいの?と思いますよね。
別の記事にまとめてみたので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

キーを決めておこう

バレットジャーナルの特徴ともいえるラピッドロギングに使用する記号は、「キー(key)」と呼ばれています。
(なぜかバレットとは呼ばれてないようですね。)

タスクは□、予定は◯をつける、など、記号をあらかじめ決めておきましょう。

公式サイトでも紹介されていますが、自分でわかりやすい記号を決めてもOK。
決めたら付箋などに書いて、ノートの表紙を開いたところなどに貼っておくといいですね。

キーについては別の記事に書いているのでこちらも参考にしてください。

3. 基本構成

公式サイトで紹介されている基本的な項目は以下の5つです。

・目次(Index)
・フューチャーログ(Future Log/年間計画)
・マンスリーログ(Monthly Log/月間計画)
・デイリーログ(Daily Log/その日の予定・記録)
・コレクション(Collection/まとめ)

ノートの最初の数ページを目次用にとっておきます。
そして、まずフューチャーログを作成します。(公式サイトではとりあえず6ヶ月分作成しています。)

次にマンスリーログを作成し、その月のデイリーログが続きます。

1ヶ月終わったら、その月にやり残したタスクを「まだやる必要がある?」「やらなくて良い?」「やるとしたらいつ?」というのを振り返ります。

そして、翌月のマンスリーログを作成し、デイリーログ、また翌月の・・・と続いていきます。

1ヶ月の振り返りをする時などに、マンスリーログやデイリーログで出てくる同じような事柄をまとめていくページがコレクションページになります。
読みたい本やほしいもの、やりたいことなどを項目ごとにまとめます。

マンスリーログやデイリーログの間に作成しても、そのページ数を目次に書き込むことで、後からでも検索しやすくなります。
(→各ページにページ番号を振っておくことが必要になります!あらかじめページ番号が入っているノートを使用するという手もあります。)

 

それでは、それぞれのページを見ていきます。

1) 目次(Index)

ノートを開いたらはじめの何ページかは目次(Index)ページにします。
ページ番号と書いた内容を記しておくページで、どこに何を書いたか探しやすくなります。

2) フューチャーログ(Future Log/年間計画)

次に作るのはフューチャーログといわれるページ。

公式サイトで紹介されているのは、すごくシンプルな6ヶ月分の予定を書き込むページ。

見開きで、横に2本、ページを3分割するように線を引きます。
各枠に、月を書き入れて、6か月分の枠を作ります。
それぞれの月に、イベントやToDoなど決まっている事を記入します。

自分の生活に合わせて1年分を作成してもいいですし、わかりやすいように各月のカレンダーを書いている人もいます。

3) マンスリーログ(Monthly Log/月間予定)

次に作成するのは、マンスリーログ。

見開きの左のページに、縦に日付と曜日を入れていきます。
右のページには、その月にやるべきこと、イベントなどを書きます。

これは、公式の一番シンプルな形式。Instagramなどを見るとカレンダー形式で描いている方も多くいらっしゃいますね。カレンダーのようにするとどうしても枠を描く必要が出てくるので、枠が面倒だなーと思われる方は、まずこちらのシンプル形式から始めてみては。

各項目の頭には、キーとなる記号をつけます。

4) デイリーログ(Daily Log/その日の予定・記録)

日付を書いて、その日にやるべきこと、思いついたアイデア、などなど、どんどん記入していきます。
ここでも各項目にキー(記号)をつけます。

ここは、一気に書くのではなく、朝か前日にその日の予定などを書き、やることやアイデアを思いついたら都度追加していきます。

1日が終わったら、また翌日の日付を書いて・・・という感じで運用していきます。

 

5) コレクション(Collection/まとめページ)

マンスリーログやデイリーログに書かれたメモなどから、まとめて置きたい情報を種類ごとに集めてリストにします。

読みたい本のリスト、買いものリスト、やりたいことリスト、などなど。

そして、それぞれのページにはページ数を記入し、目次に書くのも忘れずに・・・

目次に書くことで、探しやすくなります。

6) 1ヶ月の振り返り(マイグレーション)

1ヶ月が終わったら、その月のタスクを見直し、終わったものには線を引き、やり残したタスクはどうするか考えます。

「まだやるべきか(やる必要がある?やる価値がある?)」「もうやらなくてよいか」、見極める大切な作業。

もし、”まだやるべき”と判断したら、いつそれを行うかも考え、別のページに書き写します。
これが”マイグレーション”(移行)と呼ばれる大事な作業。

翌月にする予定であれば、「>」の記号をつけて、次のマンスリーログ(Monthly Log)に書き写します。

もし、もっと後でよければ、「<」の記号をつけ、フューチャーログ(Future Log)ページのできそうな時期に書き写します。

そして翌月のマンスリーログ(Monthly Log)ページを作り、デイリーログ(Daily Log)を書いていく、の繰り返しです。

 

3. 最後に

基本は、とってもシンプルで、すぐにでも始められる手帳術。
シンプルだからこそ、いろいろな工夫もできる。

公式サイトで紹介されているのはこんなにシンプルなのに、使用者のアイデアでどんどん進化しています。

Instagramなどで”Bullet Journal”と検索すると、いろいろな枠が書かれていたり、イラストやシールなどで可愛くデコレーションされているものも多いです。

今回ご紹介したのは、公式サイトで公開されている一番シンプルな形。

「え・・・毎回枠描くの面倒だよね」と思っていた方もぜひシンプル版で始めてみて、自分に足りないところのみ枠を作っても。

市販の手帳と併用して、デイリーログの部分のみバレットジャーナル形式を取り入れてみる、というのもいいですね。

1年分一気に書くわけではなく、少しずつ書き足していく手帳術。

毎月、毎週書き方を変えてもOK!

こうでなければならない、というのはないので、ぜひ自分にあった方法を見つけてくださいね。

 

▽もっとバレットジャーナルのことを知りたいという方は、こちらの書籍がおすすめ。
バレットジャーナルの基本がよくわかりますよ〜!

私のバレットジャーナルも公開しているので、ぜひこちらもご覧になってみてください。
私のバレットジャーナルセットアップ

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この記事を書いた人

高校生のころから手帳を使い始め早20年。
手帳と文具大好き。
今は、海外の自作手帳術、バレットジャーナルにはまっています。
手帳や文具について、バレットジャーナルの魅力などについてお伝えします。

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