2023年7月19日(水)から3日間、東京ビッグサイトで開催された『第34回 文具・紙製品展』(通称:ISOT イソット)。素敵な文具との出会いを求めて、今年も伺ってきました。
■ISOTとは
『文具・紙製品展』、通称ISOT(イソット)。
あらゆる文具・紙製品、オフィス用品が一同に出展する文具業界最大級の商談展です。
日本のみならず、海外のメーカーも数多く出展されます。新製品や日本で未発表の海外製品なども多数出展し、その場で商談を行なうことができます。
ISOT会場では、その年のもっとも優れた文具に贈られるアワード「日本文具大賞」も発表されます。
機能面・デザイン面、それぞれに優れた文具を表彰する部門があり、今年からはエコ素材・アップサイクル文具などを対象とした【サステナブル部門】も新設されました。
河内屋
KUNISAWAなどの高品質なノートを製造する河内屋。
もともとは、約150年前に商屋として創業。戦後は活版印刷の活字の母型の製造を行っていましたが、現在は特殊印刷に強い印刷会社としてさまざまなクリエイターとともにひらめきをカタチにされる企業へ。
今回展示されていたのはさまざまなノート。ビジネスシーンでも使いやすい「KUNISAWA」ブランドに、女性らしい「PONT-NEUF」ブランド、日本らしいデザインの新ブランドなどがありました。
ウィリアム・モリスのテキスタイルを使用したノートは、ノートの側面は金色の加工がされていて高級感があります。
goldbuch(ゴールドブッフ)
100年以上の歴史を持つ、ドイツの高級文房具メーカー、goldbuch(ゴールドブッフ)。
フォトアルバムをはじめ、ペーパーバッグやノートなどを製造されています。日本ではまだ未発売。
万年筆でも問題なく書ける高品質なノート。表紙のデザインがとても綺麗です。
コスモテック:wemo
身につけられるメモ、wearable memo(ウェアラブルメモ)のwemoシリーズを発売されているコスモテック。
今回新しくパッドタイプに繰り返し使える付箋タイプのver.2が登場しました。
丈夫なシリコン素材でできた付箋。ボールペンで書いて消しゴムで消せるので、何度でも繰り返して使えます。
スマホケースの背面などに貼って使用するver.1からの進化として、粘着力が弱くなり、より貼ったり剥がしたりがしやすくなりました。しっかりした素材なので、パソコンのフチにも垂れることなくしっかり貼ることができます。
日本出版販売:Fonte
本の取次・販売をされている日本出版販売(通称:日販)。独自のブランドで文具や雑貨の販売もされています。特に人気なのが、手軽に万年筆やガラスペンを楽しむことができる「Fonte(フォンテ)」シリーズ。
1,000円程度で、購入することができるので、初めての万年筆やガラスペンにおすすめ。
インクを入れるコンバーターも付属しているので、気軽にインクを入れ替えて楽しむことができます。
カートリッジインクがリニューアルされていました。
また、ボトルインクも発売になっていました。インクと混ぜて使えるラメもあり、筆記の楽しみが増えますね。
正文社印刷所:文字のしおり
1947年創業、広島県に本社のある総合印刷会社、正文社印刷所から、とってもユニークなしおりが登場!
文字の形に繊細に切り抜かれたしおり。選ばれているフレーズがとても楽しく、本を読くたびクスッと笑えます。
繊細なカットですが、素材は意外と丈夫。簡単に折れたりはしません。プレゼントにもぴったりです。
RIFLE PAPER CO.
RIFLE PAPER CO.(ライフルペーパー)は、アーティストのAnna Bond(アンナ・ボンド)と、夫のNathan Bond(ネイサン・ボンド)夫妻によって設立されたアメリカ・フロリダ州のブランド。
手書きのフラワー&ボタニカル柄がとてもカラフルで、見ているだけで明るい気分になるステーショナリーです。
2024年版の手帳やカレンダーも発表されていました。
大阪シーリング印刷
とってもユニークな商品を数多く出展されていた大阪シーリング印刷。シール・ラベルのリーディングカンパニーです。
まるで魚をさばいているかのように、ペリペリめくる感覚が楽しいメッセージシール「サバカレター」、
フルーツの皮を剥くように開ける新感覚のメッセージカード「フルーツメッセージ」、
シートの裏面がくっつくようになっていて糊なしで簡単にラッピングできる「ピッタラップ」などなど、とても楽しい商品が数多くありました。
最後に
2023年のISOTで見せていただいた文具や紙製品、雑貨などを紹介してきました。
昨年はコロナ禍ということもあり、海外メーカーは少なかったのですが、今年は中国を中心に海外ブランドも数多く出展されていました。
数多くの素敵な文具との出会いがあり、改めて文具は楽しいと感じました。今回の記事が新しい文具との出会いのきっかけになれば嬉しいです。
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