2023年7月19日・20日に東京・天王洲アイルで開催された文具・雑貨の合同展示会『FRAT#5』。メーカーとバイヤーを繋ぐ展示会ですが、文具について発信している方も入場OKということで伺ってきました。
今回のテーマは、「Treasure hunt」。まさに宝探しのように、珠玉の文具や雑貨との巡り合いがありました。
FRATで出会った素敵な文具をご紹介します。
竹尾
1899年創業の紙の専門商社。多彩な紙・紙製品を手掛けられています。
オニオンスキンペーパーという紙を使ったノート。玉ねぎの皮のように、薄く、少し波打った紙。薄いのに書き心地も良く癖になりそうです。
Dressco ペーパーノートブック。開き具合のよい、糸かがり製本。万年筆ユーザーにも嬉しいバンクペーパー使用のノートです。カラフルな表紙で選ぶ楽しさもあります。海外の方には左の「なすこん」色が人気だそう。
LETS STATIONERY GOODS
”日々の暮らしを豊かにするステーショナリーグッズ”を展開する文具メーカー。
透明なPVCビニールと本革を組み合わせたクリアシステム手帳が人気です。
そのクリアシステム手帳に、待望のM5(マイクロ5)サイズが登場!9月末発売予定ということで、今回初お披露目されていました。コロンと可愛いサイズ感がたまりません。
M5の登場に合わせて、剥離紙を使ったリフィル「わたしのシールコーデ帳」にもM5サイズが登場。手帳のデコレーションに、シールを持ち運ぶのが楽しくなりますね。
ヨモダ(第一印刷)
「ヨモダ」は、愛媛県今治市に本社のある総合印刷会社、第一印刷のブランド。
「とぼけてる」「ふざけてる」というような意味を持つ愛媛県のちょっと古い言葉、「ヨモダ」。「しょうがないなぁ」という親しみのニュアンスもあるようです。そんなちょっと懐かしいような温かいブランドです。
鳥をモチーフにしたポッポユウビン。
紙を扱う印刷会社ということで、紙にもこだわりがあります。雲の形の台紙は、ふわふわの不思議な手触りも魅力です。
BLUE PRINT
目標達成を強力にサポートするノートと手帳、「BLUE PRINT」(ブループリント)。
ノートがくり抜かれていて、表紙の見返しに書いた目標が常に目に入るようになっています。
1年の最初に立てた目標も時間とともに忘れてしまうことも。忘れてしまっては、目標達成も難しくなってしまいます。常に目標が意識できるノートを使えば、達成に近づけますね。
ノートタイプ、スケジュールタイプ(マンスリー、ウィークリー)があります。
ノートタイプは、4mm方眼。絶妙な罫線が使いやすいです。
カラーバリエーションも豊富なのが嬉しいところ。
amtsumg(アムツムグ)
今では珍しくなってしまった国産のい草で作ったブックカバーやペンケースを販売しています。
い草の風合いがとても素敵。
御朱印帳がとても人気だそう。畳のヘリの布で作られたケースも合わせて使えるのがいいですね。
WACCA
日本の伝統産業の一つ、和紙。その和紙を使って、現代のライフスタイルの中でも気負いなく使えるオリジナル製品を作られています。
モチーフが連なり、大きな一枚となった楮(こうぞ)の手漉き和紙、「紋つなぎ和紙」。大きいままでテーブルクロスとして使ったり、モチーフを切り離してコースターとして使ったり、額に入れたりもできます。
透け感がとても綺麗な紙です。
kamiterior(カミテリア)
さまざまな紙を使って魅力を伝えるステーショナリーブランド。
スイーツの素材感や猫の毛並みを紙で表現した小さなメモ帳、「memoterior mini」。
10種類の紙が10枚ずつ束ねられています。断面でそれぞれの猫やスイーツを表しています。
ねこを表したメモ帳「ねこもよう」の2段目と10段目のピンクは、それぞれ猫の耳と肉球を表現しているそう。とっても可愛いですね。
ノウト
文房具ノベルティ、文具雑貨の企画販売をされているメーカー。
私も愛用している「ノンブルノートN」。とってもすべすべで気持ちのいい紙を使ったノートです。表紙と裏表紙の色が違うツートンカラーも楽しい。白いノートは、インクで染めたり、イラストを描いたり、カスタマイズも楽しめます。
kuwabara
新潟のアクリル加工メーカー、kuwabara。アクリルを削り出して作るさまざまなオリジナル製品が魅力です。
ガラスペン工房「まつぼっくり」とのコラボされたアクリル六角軸のガラスペン。
軸が透明度の高いアクリル、ペン先がガラスのつけペンです。六角の軸は鉛筆のように安定して持ちやすくなっています。後ろに向かうほど濃くなるグラデーションが綺麗です。
最後に
昨年に引き続き、今年も伺わせていただいた展示会、FRAT。
さまざまな素敵な文具・雑貨との出会いがありました。
メーカーさんから直接お話を伺える機会は貴重で、とても充実した時間でした。
この記事がみなさまの文具ライフの参考になれば幸いです。
コメント