芯まで金属の不思議な鉛筆、メタシル(metacil)使ってみました

サンスター文具さんより、またまた魅力的な文房具が発売されました。

その名も「メタシル(metacil)」。芯まで金属の鉛筆です。

なんとも好奇心をそそられる文具、早速購入しました。

目次

メタシルってどんな文具?

ルネサンス期から使われているという金属でできた鉛筆、メタルペンシル。その頃は、”色が薄い、消しゴムで消せない、高価”だったようですが、それを改良し、商品化されたのが、今回発売になった『メタシル(metacil)』。

芯が黒鉛を含んだ特殊合金で作られており、筆記時に黒鉛と合金の粒子が摩擦によって紙に付着することで筆跡となる筆記具です。黒鉛を合金にできる技術ができたことで今回の商品化になったそうです。

メタシルは、

  • 削る手間なく長く書き続けられる
  • 軸から芯まで金属製
  • 消しゴムで消せる
  • 上から塗ってもにじまない

というような特徴があります。

削る手間なく長く書き続けられる

芯の摩耗が少なく、削らずに書き続けられます。16km書き続けられるのだとか。
山手線1周が34.5Kmらしいので、その半分くらいの距離が書けるのですね。

通常の鉛筆やシャープペンシルだと、途中で芯を削ったり、芯を繰り出したりする作業が必要になるので、そこで思考が止まってしまいます。

削らなくていいということは、そういう中断なく書き続けられるので筆記に集中できます。

軸から芯まで金属製

軸も金属でできていて、適度な重みがあり、筆記に安定性が出ます。

マットな質感で、高級感もあります。

カラーは、6色。ブラック・ホワイト・ネイビー・ベージュ・レッド・ブルー。

少しひんやりとした感触が気持ちいいです。

通常の鉛筆は6角形が多いですが、このメタシルは8角形。角度が緩くなることで、長時間使っていても疲れにくいそうです。

消しゴムで消せる

特殊な道具を用意する必要なく、通常の消しゴムで消すことができます。

実際に書いて消してみましたが、そんなに力をかける必要もなく、通常の鉛筆で書いたように軽い力で消すことができました。

上から塗ってもにじまない

水や水性マーカーで塗ってもにじまないため、絵の下書き用としても最適だそう。

実際に簡単なイラストを描いて、上から、カラー筆ペンと水筆を使って着彩してみました。

メタシルで描いた筆記線は全く滲むことなく使えました。

筆記線は薄め

筆記線は、2Hの鉛筆相当ということですが、結構薄めなのではないかと思います。

メタシルとシャープペンシル(HB)との比較。
私はもともと筆圧が弱めなのもあるのですが、かなり薄い印象です。

強い力がかかると折れてしまうことも

金属でできた芯とは言え、高いところから落としてしまうと、折れてしまうこともあるようです。

Twitterを検索していると、折れてしまったという報告もいくつか見受けられました。

商品には、芯を保護するキャップなどは付いていないので、何かつけておいた方が安心かもしれません。

最後に

芯まで金属という珍しい筆記具。少し線が薄めなので、ガシガシとメモを取ったり、鉛筆の代用として通常使いするのには少し不便を感じるかもしれません。

ただ、高級感のあるボディ、珍しさ、昔から使われてきたメタルペンシルが使えるということ、とてもロマンを感じます。

もし店頭で見かけたら、手にとってみてくださいね。

ルネサンス期から使われてきたというメタルペンシル。新しい筆記体験ができます。

▼定価は990円。とても人気があるようで、ネット販売は少し高価になっています。
一応リンクを載せておきますが、値段などご確認の上、ご購入くださいね。

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この記事を書いた人

高校生のころから手帳を使い始め早20年。
手帳と文具大好き。
今は、海外の自作手帳術、バレットジャーナルにはまっています。
手帳や文具について、バレットジャーナルの魅力などについてお伝えします。

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